中京区のお客様
本日は前回もご紹介したボールドウィンのピアノのご紹介です😄
前回ご紹介しきれなかった、外装を今回は撮影してきました。
とってもかわいらしいです!
木目調で、デザインもチッペンデール様式のピアノです。
(チッペンデールとは、中世フランス家具様式の優雅な曲線を取り入れたデザインのことです)
アクションがこのように鍵盤の下に潜り込む構造になっているため、このように背の低くてかわいらしいピアノが実現しています。
このようなピアノをスピネットピアノといいます😄
もう少し背が高くて、アクションが鍵盤より上にあるピアノはコンソールピアノです。
さらにみなさんが良く知る大きさの箱型のピアノはアップライトピアノといいます。
いまは、スピネットピアノはめっきり見なくなりました。
お客様宅で拝見する時も、だいたいが30年以前の古いピアノです。
構造上、調整などが難しく大変なため減っていったのでしょうか。
スピネットピアノのアクションは外すのも一苦労ですからね😢
本来アップライトピアノは2つないし3つのボルトで止まっているだけの構造ですが、
スピネットはそのボルトに加えて1鍵1鍵、鍵盤とつながっているワイヤーを外さないといけないのです。
取付の際は再度、ワイヤーを88鍵盤分取り付けるという手間があります。
ちょうど今回、その結合部分から雑音がしていました。
こちらのピアノもかなり年代物ですので、ゴム部分の経年劣化によるものでした。
クッションをかませて雑音がおさまりましたが、お客様には根本的に直すとなるとゴムを新しいものに交換というご説明をさせて頂きました。